
私たちの生活にとても身近な水。その水はさまざまな形に姿を変えますが、この企画展では特に氷に注目しました。つららや霜から南極の氷のかたまりまで、まずは色々な氷の形を写真でみてみましょう。南極の氷の実物展示や、流氷に触るコーナーもあります。 ところでこの水はとてもおもしろい性質をもっているんです。「水は0℃で凍らない?」「どうして氷は水にうくの?」「雪の結晶はどうやってできるの?」など水と氷のフシギを紹介します。他にも雪との暮らしや氷と雪の利用についの紹介、雪の結晶をデザインした作品の展示もあります。
- 期間:2011年7月16日(土)~9月4日(日)
- 場所:川の博物館 第二展示室
関連イベントもあります。
★7月24日(日)講演会「身近な氷から環境を考える」~池と湖の氷・山の雪を見ながら~
★7月31日(日)夏まつりワークショップ「氷の広場」
北海道羅臼町の流氷
協力者(敬省略・順不同)
阿左美冷蔵、網走市役所、油川英明(元北海道教育大学教授)、新井正(立正大学名誉教授)、石田理一郎、牛尾収輝(国立極地研究所准教授)、株式会社小賀坂スキー製作所、紙工房たかの、菊地勝弘(北海道大学名誉教授)、古河歴史博物館、国立極地研究所、諏訪湖博物館・赤彦記念館、高橋雪人、田村智美、タンボ・ロッジ、鉄道博物館、Toyo Tire、中谷宇吉郎 雪の科学館、新潟県立歴史博物館、日本スキー博物館、吉田和子
写真提供(敬称略・順不同)
石井徹尚、中野耕志、細島雅代、吉田六郎
- 講師: 新井正氏(立正大学名誉教授)
- 時間: 13:30~15:00
- 定員: 80名 要申込
- 参加費: 無料
- 内容:水は水蒸気や氷に形をかえて、私たちの身のまわりにあり、とても大切な存在です。最初に氷の性質と、私たちに身近な埼玉県の氷についてお話しします。続いて湖の氷と最近話題の地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の関係についてのお話です。後半は雪の降り方や形、積もった雪についてお話しします。雪のとけ方や、暑い夏を越す高い山の雪を紹介します。
★7月31日(日)夏まつりワークショップ「氷の広場」
- 時間: 10:30~16:00(材料がなくなり次第終了)
- 定員: なし 随時参加可(申込不要)
- 参加費: 無料
- 内容: 氷柱にさわったり、簡単な氷の実験をするコーナーがあります。気軽に参加してください。
- 講師: 牛尾収輝氏(国立極地研究所准教授)
- 時間: 13:30~15:00
- 定員: 80名 要申込
- 参加費: 無料
- 内容:冷たい南極の海では、氷が漂っています。暖かい日本に暮らす私たちにとって、白く凍った海は別世界のように感じられます。けれど、そこでは身近にある水や氷の不思議な性質がとても大切な役割を果たしています。'水の惑星'とも呼ばれる地球は、豊富な水をたたえる海とその流れのおかげで、自然環境のバランスを保っていると考えられています。南極の海と氷を調べることによって地球の謎を探る話のほか、昭和基地で体験した観測や生活の様子を紹介します。
- 時間: 13:30~15:30
- 定員: 25名 要申込
- 参加費: 200円(材料費)
- 内容: 雪の結晶を作ったり、ダイヤモンドダストを観察したり、氷の実験に挑戦します。
