展示の紹介

平成26年度特別展「荒川流域の鉱山と産業~地下資源の利用と人々のくらし~」


サムネイル:平成26年度特別展「荒川流域の鉱山と産業~地下資源の利用と人々のくらし~」

秩父地域を中心とする荒川流域には、80を超える鉱山が確認されています。古くは奈良時代における和銅発見にはじまり、砂金、鉄鉱石、滑石採掘など、多数の鉱山が稼行されてきました。現在では、石灰岩など一部の鉱山を除いて、そのほとんどが操業を停止しています。しかし鉱業が地域の人々に与えた影響は大きく、秩父鉄道をはじめとする交通網の整備と相まって、近代以降の地元産業の発展や雇用の確保の面において大きな役割を果たしていました。
この展示では私たちの生活に欠かせない地下資源、そして意外と身近な県内の鉱山と産業について紹介します。

  • 期間:2014年10月4日(土)~11月24日(月・祝)
  • 場所:川の博物館 本館 第2展示室

20141004_tenji_kouzan2.jpg 展示の内容 
第一章 地下資源を利用する
鉱床の形成と分類について解説し、埼玉県の鉱山分布図と各種鉱石を展示します。
また採掘の方法についても紹介し、鉱石の採掘からどのように製品化されるのかを解説します。

第二章 歴史時代の鉱業 
人類は古代から地下資源を利用してきました。最初は石器や装飾品ですが、次第に金属も使われ始めます。遺跡から見つかった石材の利用や秩父ヒスイと称される装飾品、銅の発見からつくられた和同開珎、鉄の利用など歴史時代の鉱業について紹介します。

第三章 荒川流域の鉱山 
荒川流域の鉱山について、鉄・マンガン・ニッケルなど(金属)や、石灰岩・亜炭・粘土など(非金属)の鉱石を種類別に紹介します。またそれらがどのような製品になっているのか、製品もあわせて展示します。

第四章 県内鉱業の発展と鉄道の役割
鉱山で採掘された資源は製錬や加工のための工場に輸送する必要があります。鉱山の開発にともない、輸送手段である鉄道が整備されました。鉱山の開発と輸送網の発達について、秩父鉄道を中心に紹介します。

20141004_tenji_kouzan4.jpg 第五章 鉱山開発と自然保護
鉱山の開発は自然環境に大きな影響を与えます。石灰岩の採掘がおこなわれてきた武甲山の開発と緑化運動のとりくみを中心に、鉱山開発と自然環境保全について考えます。




(写真上から)含ニッケル岩[神川町](埼玉県立自然の博物館)/亜炭層[武蔵野鉱山:飯能市](撮影協力:日豊鉱業株式会社)/末野遺跡窯跡[寄居町](提供:寄居町教育委員会)/ホフマン窯[深谷市](提供:深谷市教育委員会)

★イベントもあります★
・10月4日(土) 体験イベント① 砂金採り教室(締め切りました)
・10月26日(日)体験イベント② 滑石でまが玉づくり 
・11月9日(日) かわはくウォーキング「深谷駅から日本煉瓦専用線跡をたどるウォーキング」
・11月16日(日)講演会「埼玉県の古代製鉄遺跡」
         講師:赤熊浩一氏(埼玉県埋蔵文化財調査事業団) 

※各イベントの詳細はイベント情報をご覧ください(実施一か月前にHP掲載の上、予約受付を開始します)。